今回はちょっとした傷、へこみの修理工程をご紹介させていただきます^^
会社で使用している営業車の修理依頼です。会社にばれたらまずいとの事で一日で修理してほしいとのご依頼です。
トヨタアリオン右のタイヤハウスからリアドアにかけて少しへこみ、キズが付いてしまっています。(余談ですが、当店は本格的な鈑金塗装で、朝お預かりで夕方納車可能な時もありますので訳ありの時は一度ご相談ください!)
小さなキズ、へこみの場合は240番のペーパーでパテ成型で修正していきます。
下の画像がパテ成型が終了した画像で、次の工程に移ります。
次は先ほどパテ成型しました所の周りに600番で足付け後、少し大きめにサフェサーという液体パテみたいな塗料を塗りつけます。これはパテによる色の吸い込み防止とさらに精度の細かい成型の為に大切な作業です。このサフェサーの主剤に硬化剤を入れて吹付後、熱を入れて硬化させたのちに、約600番でさらに成型していきます。水性塗料使用時には800番でさらに600番の目を消していきます。
それから塗装するパネル全体に約1200から1500番のペーパーで塗装の足付けを丁寧に行います下図はパネルが少し曇っているのは足付けが済んだ後だからです!これでやっと塗装が出来る前にきました。
次の工程は塗装するパネルの周りの紙貼りです専用のペーパーと色が引っ付くコロナシートでマスキングしていき、現車に合わせた1F7というカラーナンバーの色のデータシートがたくさんあります。その中から一番近い色を選択してさらに職人さんの技量でボディーと同じ色になるように調色していきます。そのベースとなる色を傷の周りに吹付ていきますパネル内でうまく元色にグラデーション塗装で塗ったところがわからなくなるまで綺麗にぼかしていきます。そのベースコートが乾燥してからトップコートのクリヤーという透明の塗料を吹き付けて乾燥したのちに磨きによる微調整で完了です。
大雑把にご紹介させていただきましたが厳密にはさらに細かな内容で作業しています!また機会があればさらに詳しい内容でご紹介させていただきます^^
最近の車はハイテク化が進み、あらゆる車種にバンパーやバンパー内側、ガラスに電子制御装置が多数取付られております。それらを脱着、取替する際は陸運局の許可が必要になります特定整備認証といいます。
自動車特定整備制度は、従来からの分解整備に加え、自動ブレーキなどに使用される前方を監視するカメラやレーダーなどの調整や自動運行装置の整備について、「電子制御装置整備」と位置づけ、その整備に必要な事業場(電子制御装置点検整備作業場)や従業員、工具(整備用スキャンツール等)などの要件を定めています。
これら取り外した場合は角度調整などコンピューター診断機が必須となります、そのため特定整備認証を受けないとバンパーの脱着などの作業できないようになりました。
当店は今年特定整備認証を取得しあらゆる整備、車検、鈑金などができるようになりました!!最新の診断機も導入しております、二柱リフトも完備しておりますので従来の分解整備もお待ちしております!
カメラやミリ波レーダーなどの付いている車種は脱着、取替、鈑金など最後にエイミングが必要です!
他にパーキングアシスト、踏み間違い防止付きのバンパーのソナーなどの取替時には、ソナーの角度をデジタル角時計で計測して入力、エイミングが必要になります!
これを怠りますとチェックランプが点灯したり、正常な作動が行われない恐れがありますので注意が必要です><